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詰将棋ルール論:手順ベースの着手決定論ってどうやるの?

詰将棋の着手決定に関するルールについて
「まずすべての可能な手順を並べ、比較して最善の手順を残す」
という考え方を述べる方が居る。

これについて考察していこうとおもう。
この考え方の特徴は「着手決定は手順比較で決まるもの」というところだろう。
すなわち、「個々の着手には着目しない」点が重要だ。
個々の着手に着目して判断をしているのであれば、それは「手順本位」というその発想に反するであろう。
ではそのような、「比較して最善」を決定するルールはどうやってくみ上げることができるか、これを以下の図で考えてみよう。

rule.png

割というまでもない詰将棋。著作権もへったくれもないような、とてもありふれた図です。
この図について「すべての可能な手順」を考えるのは止めましょう。
攻め方が適当な場所に持ち駒を打つ手に対して玉方が適当な持ち駒を打つ手があるなど、
考え始めると1万通りはあっという間に突破してしまいます。
余りにも数が多すぎるので、とりあえず、「攻方は王手をし、玉方は王手を外す」という条件を入れて考えてみることにします。
すると分かるのが

それでも選択肢が多すぎることですね。
たとえば、12と、同玉、24桂、13玉、12桂成、14玉、13成桂、15玉、~~、19玉、18成桂、29玉、~~、89玉、88成桂、99玉、98金
迄、みたいな手順も含まれることになります。
こんなもん、当然間違った手順なのですが、これを「比較して最善の手順を残す」というやり方でどうやって排除するのか、
これが問題になります。

しかしながら、これが非常に難しい。
王手する手段がなくなり、加えて詰んでもいない手順は、「詰んでいない」という条件で除外することができます。
しかし、何らかの理由で詰んでしまっている手順を除外する条件を記述することは容易ではないのです。
たとえば、上述した手順の場合、12桂成に対して同玉とすれば詰まないから間違っているのだ、という話を持ってきてしまいますと、
もはやそれは「手順を並べて比較した」とはいえなくて、「ある応手に着目して正誤判定をしている」ことになってしまい、
「比較して最善の手順を残す」という手法ではなくなってしまいます。
ではどうすればいいのか。「手数が長い方を選ぶ」としてしまいますと、攻方玉方双方が間違えた結果手数が伸びているような手順が残ってしまい、最善手順が排除されてしまいます。
そうすると少なくとも「手数で比較」は、そうやって手数が伸びてしまっている手順を排除した後に行う必要があります。

ここで、私から見て手詰まりが発生してしまっています。
攻め方は王手をし、玉方は王手を外し、詰んでいる、というところまでは手順を限定することはできますが、
その先に「比較して最善の手順を残す」という思想を具体化する理論が全く分からない。
個々の着手に着目することなく、双方が間違えた末に詰んでしまう手順を排除する方法が思いつかないのだ。

逆に言えば、この「まずすべての可能な手順を並べ、比較して最善の手順を残す」という考え方は、
この点を説明しなければ、成立しない考え方であるということが言えるでしょうね。
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